最高の白GKは誰だ!?
どうも、李厳です。
少し時間が経ちましたね。
前回、『最高の白FWは誰だ!?』のラストに、『~スペシャリスト編~』を匂わせましたが、
ランキングを決める良い計算式が思いつかなかったので、そちらは無期限の延期という事で…
替わりに今回は、白のGK編をやってみたいと思います。
***なぜ白のGKが選ばれるのか?***
U-5でチームを組む際、多くのプレイヤーがGKに白を使う傾向があります。
…何故か?
一つには他のポジションに比べ、GKは白とキラ黒の数値上の差がそれほど大きくない
という点があると思います。
現状、近年のキラノイアーのトータル86というのがGKの最高値であり、
これに対し、白GKでもトータルが80に至るカードも多いので、
極力チームを軽くしたいから白を採用する、というのが一番多いケースでしょう。
また、唯一操作できるポジションであり、GKの操作がダイレクトに試合展開に跳ね返ってくる為、
操作が下手だとどんなキラGKを使っても勝てない反面、上手いプレイヤーならば白でも十分戦えるので、
「それならキラ黒枠を他に割きたい」と考えるのだと思われます。
私見ですが、白のGKを選ぶ際の皆さんの選考基準は…
・飛び出しが速いか?or地蔵が良いか?
・クロスに強いか?
・PKに強いか?
辺りで、それらを…
・他者の使用感
・トータル数値
・KPの種類
等を参考に、決めているものと思われます。
そこで前回までの流れに習って、白のGKを必要パラのみで競わせ、
その最高値をランキング化してみる事にしました。
***白GKのランキング選定基準***
当たり前の話ですがGKの場合、必要パラはFWとは異なります。
オフェンス・ディフェンス・テクニック・パワー・スピード・スタミナのうち、
GKに直接的に必要と思われるのは、
ディフェンス=Defense
テクニック=Technique
パワー=Power
スピード=Speed
の4項目であり、これの総合値が一番の基準となります。
本ブログではこれを、頭文字から取ってDTPSと称させていただきます。
…実は私個人的には、GKのオフェンス値というのは割と大事なものと思っているのですが、
その理由は次回書いてみたいと思います。
今回は、あくまで必要な最高値のランキングですので割愛。
DTPS以外の要素として、FW編でも順位を左右した『降臨』がありますね。
また、PKに強いとされる『PKセービング』持ちもポイント対象とし、
『降臨』と『PKセービング』持ちは、+0.25ポイントと控えめに設定してみました。
…スーパーサブに関しても、現在の所(14-15OE)の白チェフしか確認できないので、同じく+0.25点と少なめに配分。
ジャイアントキリング・ビッグマッチプレーヤーに関しては、報告が不完全なので考慮しない事とします。
今回新たに加える要素の一つに、身長があります。
GKは、高身長ほど有利なポジションです。
身長が高ければリーチも長くなるので、カンポス(175㎝)では届かないボールも、
クルトワ(199㎝)なら余裕で届く状況もある訳ですから、身長が高い方がポイントがつく採点を考えてみました。
175~179 → -0.5
180~184 → -0.25
185~189 → +0
190~194 → +0.25
195以上 → +0.5
という数値の足し引きを加えます。
それでも同点の場合は、白FW編とは逆にTPSの高い方ではなく、ディフェンスが高い方を優先し、
かつ同点の場合は、DTPSからトータル値を割ったGK純度の高い方を優先します。
すなわち…
・DTPS + 降臨・PKポイント(+0.25) + +SSポイント(+0.25) + 身長ポイント(-0.5~+0.5)
・同点の場合はディフェンス値の高い順
・かつ同点の場合、GK純度(DTPS÷トータル値)の高い順
で競う事にします。
では、上位15人でのランキング、さっそくいってみましょうか。
第15位
15-16 EXクラウディオ・ブラーボ DTPS60 身長pt-0.25 純度0.75

第14位
12-13OE エイジ・カワシマ DTPS60 純度0.7594

第13位
14-15OE EXケイラー・ナバス DTPS60 純度0.75

第12位
13-14 EXイケル・カシージャス DTPS60 純度0.7594

第10位(同率2人)
12-13OE ジュリオ・セーザル DTPS60 純度0.7692
14-15OE EXヤン・オブラク DTPS60 純度0.7692


第9位
13-14 エイジ・カワシマ DTPS60+降臨pt0.25 純度0.7594

第7位(同率2人)
15-16 シモン・ミニョレ DTPS60+身長pt0.25 純度0.7594
15-16 マッティア・ペリン DTPS60+PKpt0.25 純度0.7594


第6位
15-16 ボイチェフ・シュチェスニー DTPS60+身長pt0.5 純度0.7594

…15位から6位までを駆け足で見てきました。
パッと見、カシージャスやナバスらEXからの選出が多いですね。
またオブラクやミニョレ、ペリンなど各国代表の第2GKが選ばれている傾向もあります。
カワシマはファビアン・バルテズと並び、「名ゴールシーン製造機」というイメージがあります。
スーパーゴールを決められて吼えてる印象が強く、数値的にはテクが低くてパワーとスピードに優れるなど、
アフリカ系の選手みたいな数値になってますが、スピード16とか、完全にカワシマのイメージじゃないんですが…
15-16バージョンでは、開発陣が反省したのかスピードが14に落ちてますが、元々そういうタイプではない気がします。
シュチェスニーはDTPS60に加えて195㎝の身長でのランクイン。
続いて第5位の発表です。
第5位
13-14 ボイチェフ・シュチェスニー DTPS60+降臨pt0.25+身長pt0.5 純度0.7692

連続でランクインしたのは、デュデク・ボルツ・ファビアンスキなどのGKを輩出する「隠れたGK大国」ポーランド出身のGKボイチェフ・シュチェスニー。
父も、国の代表経験あるGKというサラブレッドである。
アーセナルのユースからトップデビューし、ヴェンゲルの薫陶を受け、アルムニア後の正GKのポジションを同郷のファビアンスキと争って勝ち取るも、慢心してかシャワールームで喫煙したのがバレて、コロンビア代表のオスピナに正GKのポジションを奪われる。
15-16シーズンにチェフが移籍してきた事で、ポジションをなくしたシュチェスニーは、ローマへとレンタルで旅立っていった。
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DTPS60に加えて身長195㎝という恵まれた巨躯を備え、かつ『降臨』のKPを持つハイスペックGK。
特に穴らしい穴も見つからない事から、もう少し注目されても良いカード。
第4位
14-15OE EXペトル・チェフ DTPS60+SSpt0.25+身長pt0.5 純度0.75

そのシュチェスニーに、レンタル移籍を決断させたビッグ・ピートこと、ペトル・チェフの登場。
アブラモビッチのチェルシー買収によって集められた選手の1人で、およそ10年間チェルシーのゴールマウスを守り続けたチェコの守護神。
プレミアリーグのクリーンシート記録を持っており、現在もまだ継続中(16年4月19日現在172)。
06-07シーズンに頭蓋骨骨折の大怪我を負って以来、試合時にはヘッドギアを着用し続けており、それがトレードマークにもなっている。
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4位にランクインしたのは、EXの白チェフ。
クルトワのチェルシー移籍により、第1GKのポジションを奪われた時代の白カード化。
地味に、画面内に出てくるチェフは、各カードによってヘッドギアの色が違うって、皆さん知ってましたか?
コーチングが上手く、クロスに強くてPKの実績まである上に、WCCFの全GK中、唯一のSS持ち。
スピードがないのはご愛嬌…というか、責めたら罰が当たる、未だワールドクラスのGKです。
第3位
15-16 ヤン・オブラク DTPS61 純度0.7721

2010年にポルトガルの名門ベンフィカに移籍した後、レンタルでたらい廻される日々を送るも、
2014年にベンフィカでレギュラーをつかむと、14-15シーズンからシメオネ率いるアトレティコ・マドリーに移籍する。
アトレティコではミゲル・アンヘル・モジャを押しのけて正GKの座を奪い取り、
初出場からの13試合で9度のクリーンシートを決め、同クラブの歴代GKの中では最高のスタートを切った。
国の規模に反し、代表の正GKの座には未だ越えられない壁として、サミル・ハンダノビッチが君臨しているが、次代の正GKとして期待されている。
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今回のサプライズ選出は、若きスロベニア代表守護神が登場。
前バージョンのEXで10位にランクインしているオブラクが、DTPS61の数値を引っさげ3位にランクイン。
GKにしては高いテクニックとスピードを誇り、パワーも及第点の16と、必要なものがすべて揃っている優良白GK。
第2位
09-10 ディエゴ・ベナーリオ DTPS61+身長pt0.25 純度0.782

2010年南アフリカW杯において、1つの記録が更新された。
それまでイタリアのワルター・ゼンガが持っていた、W杯連続無失点時間記録517分が破られたのである。
この大会で、スイス代表の正GKを務めたディエゴ・ベナーリオは、W杯連続無失点時間記録559分という記録を樹立している。
後に2010年代に最強無敗を誇ったスペイン代表が、連勝を始める前の最後に負けた相手が、ベナーリオを擁するスイスであった。
センデロス・インレル・バルネッタ・ベーラミ・ジュマイリ・フォンランテンなど、1985年前後の生まれの「スイス黄金世代」と共に、代表を支え続けた。
2014年のW杯直後に代表引退。 クラブでは永らく、ドイツのヴォルフスブルグの正GKを務め続けている。
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ここで登場した元スイス代表のディエゴ・ベナーリオ。
パワー17に加えてスピード15と、09-10が出た当初はそのぶっ壊れたスペックに驚いたものです。
DTPS61に加えて193㎝の高身長、さらに「シュートセービング」のレアKP持ちで、BP(ビッグマッチプレイヤー)とGK(ジャイアントキリング)まで兼ね備えた、まさに完璧超人。
…さらに地味にですが、スイスはイタリア語・ドイツ語・フランス語が公用語なので、
これらを公用語とする国の選手と連携が繋がりやすいとあれば、「使わないと勿体ない」まで言えそうです。
…さて、栄えある第1位は誰でしょう?
第1位
10-11 マールテン・ステケレンブルグ DTPS61+身長pt0.5 純度0.753

金の卵を産み続けるアヤックスの下部組織の出身。
アヤックスでのトップデビューは20歳とやや遅めだが、ルーマニアのロボンツと定位置を争ってポジションを得ると、ファン・マル・ワイク監督の元で、代表入りも果たすようになる。
国の代表におけるキャリア前半には、正GKにエドウィン・ファン・デル・サールという大巨人が立ちはだかっていたが、ファン・デル・サールが代表引退したEURO2008以降は代表GKの座を射止める事に成功する。
EURO2012ではスタメンに名を連ねるものの、グループリーグ3連敗で敗退すると、その責を問われてか、新監督のルイス=ファン・ハールの構想から外れる。
後にGKが相次いで負傷すると、アヤックス時代から鎬を削ったフェルメールともども代表に招集されたが、結局W杯本戦に呼ばれなかった。
クラブでは、アヤックス→ローマ→フルハム→モナコと移籍を繰り返し、15-16シーズンは同郷のクーマン率いるサウサンプトンにレンタル移籍した。
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今回の白GK編、第1位は10-11のマールテン・ステケレンブルグに決定。
白GK唯一のトータル数値81を誇り、ディフェンス・テクニック・パワーに特化した数値は、まさに「ファン・デル・サール2世」の名に相応しい。
スピードはやや気になるレベルですが、196㎝の高さはクロスやコーナーの際に抜群の安定感をもたらす事でしょう。
…
いかがでしたか。
意外と注目していなかった選手が、多かったのではないでしょうか?
かつて一世を風靡したカリッソや、最近使われているハンダノビッチ辺りはDTPSが59と、割と普通に仕上がっています。 数値上は飛びぬけている訳ではないんですね。
実は彼らを含めて、本当は紹介したかったGKたちがのきなみDTPSが59であった為、私自身にとってもやや意外なランキングにはなりました。
しかし、あくまで計算上の上位は、ここで紹介した15人です。
パラメータの数値はあくまで参考値にしか過ぎませんが、それでも参考値自体が高いので、
一度彼らのように日の目に当たらない選手を試してみるのも、良いと思います。
今回は、この辺で…
WCCFあんてなに参加しています。
by rigenninoti | 2016-04-20 00:23 | WCCF